高校生・新入生の皆さんへ

「大学でアメリカンフットボールをやりませんか?」
  • 高校未経験者が大半
    アメリカンフットボールの経験がある高校生はほんのわずかです。新入部員の大半は他のスポーツをしていたか、運動経験のない学生たちです。といっても、各チームとも個々の能力やシーズンに応じた基礎トレーニングメニューを考えているので、体力差や技術差の心配はいりません。上達の早い選手は一年生から試合に出場することもあり、上級生になるにつれて高校経験者と未経験者の差はなくなっていきます。
  • ポジションごとの適性はさまざま
    アメリカンフットボールは攻守それぞれ11人ずつでポジションは22あり(「キッキングチーム」などスペシャルチームを含めるとそれ以上)、分業制で試合を進めます。ポジションごとの適性はさまざまで、体が大きくない人、足が速くない人でも担うことのできるポジションがあります。
    また、試合では選手交代を自由に行うことができるため、さまざまな場面でいろいろな選手に出場機会が与えられます。人数が多いチームでは、1試合で50人以上のプレーヤーがフィールドに立つこともあります。
  • 選手以外でも勝利に貢献
    選手にならなくても、チームの活動や勝利に貢献することができるのが学生スタッフです。マネージャーの仕事内容はチームによってさまざまです。大学スポーツですので、チームの内部的な仕事に加えて、対大学当局や対連盟、対他大学、対企業といった渉外的な仕事が多くあります。写真や動画の撮影やソーシャルメディアなどの発信を担うマーケティングスタッフを置くチームも増えてきました。
    アメリカンフットボールはケガがつきもののスポーツですので、その予防と対策の鍵を握るトレーナーの役割も重要です。専門的な知識と技術が身につくので、卒業後にプロのトレーナーを目指す人もいます。
    また、選手の力量と同じかそれ以上に戦略・戦術が勝敗を大きく左右するスポーツだけに、コーチとともに相手チームの分析をし、ゲームプランを練るアナライジング(分析)スタッフもいます。
    チームはこのように大勢の学生スタッフによって支えられています。これも大学アメリカンフットボールの大きな特徴です。
  • 文武両道がモットー
    学生スポーツですので、「文武両道」がモットーです。「アメリカンフットボールさえできればいい」というものではありません。そのため、各チームとも授業や試験に十分配慮した練習スケジュールを組んでいます。「チームワーク」や「分業制」といった私たちのスポーツの特性は、企業に高く評価されるものであり、多くのOBやOGが各界で活躍しています。
  • お金のやりくりは各チームとも工夫
    とかく「お金がかかる」というイメージを持たれることが多いアメリカンフットボールですが、防具類やユニフォームは、各チームとも共同購入や卒業生からの譲渡などで新入生の負担軽減に努力しています。
    また、休日やオフシーズンにアルバイトを行う学生も多いです。
  • 安全対策は連盟の最重点活動のひとつ
    ケガは本人やチームにとって大きなダメージになります。関東学生連盟ではスポーツに精通しているドクターやプロのトレーナーの力を借りて、安全対策活動に長年にわたって地道に取り組んできました。 ゲームドクター制や各種の講習会、また全チームに医務担当者の設置を義務付けるなど、他の連盟やスポーツ団体に対しても誇るべきものであると自負しています。
  • 経験者の皆さん、ぜひ大学でもフットボールを!
    高校でアメリカンフットボールをプレーされていた皆さん、高校での3年間をステップにして、もっと大きな舞台を目指しませんか? 大学の各チームは皆さんの経験と熱意を待っています。ぜひアメフト部のある大学へ進学し、アメフト部への入部を検討してくださるようお願いします。
    関東学生連盟では、リーグ戦など当連盟主催試合について、高校生以下は無料にしています(学生証の提示が必要です)。大学の試合の流れや各チームの雰囲気はどのようなものなのかを感じ取る絶好の機会です。試合会場で皆さんをお待ちしています!
  • 「TOMODACHI BOWL」でかけがえのない経験を!
    関東学生連盟では、2011年の東日本大震災に際し、復興・支援に多大な貢献をされた在日米軍の「OPERATION TOMODACHI」に感謝し、米国チームとその家族、在日米国民を友好的に招待する「TOMODACHI BOWL」を行っています。関東の代表選手は関東2部リーグ以下の選手(19歳以下)かつ大学一年生までとしています(高校生含む)。 所属大学でなかなか出番が回ってこなくても、この大会を通じて本場アメリカの同年代の選手と戦うだけでなく、チームや国境を越えた友情を育むなど、その後の人生にとっての貴重な経験となるはずです。選抜される選手の多くは高校でのフットボール経験者ですが、未経験で選抜された選手もおり、皆にチャンスがある大会です。【現在は新型コロナウイルス感染症の影響で休止中】
  • シーズン後は他チームとの交流があります
    シーズン中は敵味方に分かれての熾烈な関係ですが、1部リーグのカレッジボウル、2部・3部リーグの東西対抗バーシティボウル(関東・関西で隔年で開催)、医科歯科リーグオールスター戦、エリア&7人制リーグのオールスター戦「N‐WAR‐S」等を通じて交流を深め、卒業後も永く友情が続いています。【現在は新型コロナウイルス感染症の影響でいずれも休止中】
  • 就職活動支援も
    就職活動を始める三年生のために、合同の就職説明会や個別の企業の説明会、アスリート専門の就職専門の企業と提携してのコンサルティングなどを行っています。